柿酢を仕込む
柿酢
字のごとく柿で作ったお酢。材料は柿だけ。渋柿でも甘柿でもさらし柿でも柿なら何でもいいらしい。柿を採って発酵させれば出来上がり!なのだが、去年初めて作って…失敗している。
いっぱい渋柿を頂いた。
また失敗するかもしれん、と思って今年はやめておこうと思った柿酢作り。だが、保存部部長はすでに発酵し、そろそろ出来上がりそうな感じを見てウズウズ
柿酢は、出来立ては爽やかでフルーティーな感じ、1年ほど熟成させると黒酢のようなまろやかなお酢になる。使う柿によっても全然違う味わいになってその年その年で全く違うお酢になる面白さも。
そして何より↓↓(健康オタクではないけれども)
効能◉動脈硬化予防・高脂血症予防・高血圧改善・血液サラサラ効果
元手はタダやし、やるしかない!
作り方はいたって簡単。
柿の表面に乳酸菌が付いているので布巾で拭くなどしてヘタを切り取り、保存ビンに詰める。簡単に説明するなら以上終了。あとは発酵を待つだけなのです。
腐敗を防ぐために早めに液状化させ固形物も液体内に沈み込ませるのが理想。なので大きいものは少し細かくして、上からギュウギュウ潰す。熟している柿の方が潰しやすいし発酵も早いので更に良い。
天然酵母と同じようにブクブク発酵を待つ。呼吸が出来るように蓋はキッチンペーパーなどで。発酵を促すために毎日かき混ぜて慈しむ。そのうち液体と固形物に分離しはじめる。その頃に舐めてみたり、牛乳に入れてカッテージチーズが出来るか試してみたり。お酢になっていれば、漉して瓶に詰めれば出来上がり。(瓶に詰めてからも発酵が進むので酢酸膜が出来る)
<失敗談>
難しいことは1つもないハズなのに、去年はなぜ失敗したのか…途中までは問題なかったと思う。液体と固体が分離したあたりで漉してしまえば良かったのでは?なのに、腐敗か成功か見定めれなくて、そうするうちに存在を消し去ってしまったのだ。おそるおそる忘れ去りたかった柿酢をみると…
恐怖画像↓
ん??なんだこれ?
すっごいのが浮いていた。酢酸膜の一種だと思われるが…?酢酸膜は、どう調べても薄い膜状のものらしい…だがしかし!厚さ最大5センチのブニブニしっかり弾力のある座布団が形成されたのです(驚)
腐敗臭はせず、そこそこ微妙にお酢の香りはするので念の為に漉して保存した、去年の柿酢。濁っている(本来、柿酢は透明)
お酢か?と言われればお酢のような、、でも美味しくないんだなぁ〜(腐敗とお酢の中間、絶妙に微妙)熟成させれば美味しくなってくれるかと思って1年経つが…美味しくならないんだよなぁ(←)使えないので間違いなく失敗。
去年を鑑みて変更・気をつける点
・ヘタ付き→ヘタなしに
・甘柿→渋柿に
・発酵すると柿がオカラ状に白っぽくなる(渋柿だけ?)
→甘柿だから?発酵してもドロドロのまま
(糖度が高すぎて過発酵を見逃したのかも)
まずは発酵するのを待つ日々。今年は成功しますように!!